だいぶ前になってしまったが、半年ほど前に念願の初渡韓を果たした。もちろん、旅の目的は韓国観光がメインだが、なんと言っても行き先は美容大国韓国、30代半ば女子3人旅となれば美容施術は外せない。このご時世、渡韓してまで美容クリニックに行くのが当たり前になりつつある。
「美容課金」「肌管理」というワードは最近よく耳にするようになってきて、SNSでは韓国化粧品のレビューやクリニック施術レポートを日々目にするようになっている。今まで美容をないがしろにしてきた身としては目から鱗な情報がほとんどだが、そのような投稿を目にしているうちに美肌への追求意識は間違いなく上がっている気がする。（それと、アラフォーに近づくにつれ無視できない現実への抗いでもある。）
それにしてもさすが韓国。いざクリニックを調べてみれば山ほどクリニック情報が入ってくる。そして、どこも日本で同じメニューを受けるより少々リーズナブルなのが嬉しい。今回の旅では、2件のクリニックをはしごしたので感想を書きたいと思う。
ちなみに、クリニックは渡韓前にLINEから予約ができ、希望日や希望施術をあらかじめ伝えておく必要がある。渡韓日に合わせて予約をとる必要があるので早めに予約をとると安心。
プムグローバル江南店
1件目は友人が以前行ったことがあるというクリニック。明洞にもあるようだが今回行ったのは江南店の方。江南駅からは少し離れていて、時間ギリギリになってしまった我々は江南に着くなりいなや颯爽と街を走り抜けることになる。駅からは小走りで約5分だったかな。
クリニックは広々としており、待合室にはドリンクバーが完備されていて人が多い。若干若者層向けな印象。
遅れてしまったことを詫びつつ、巻きでカウンセリングをしてもらった結果、肝斑と赤みが気になっていたのでシルファームXをすることに。さらにおすすめされたリードルブースターとLDMも追加。
シルファームXは細い針を肌に刺すフラクショナルマイクロニードルRF治療というもので、今回の渡韓でやりたかった施術の１つ。痛みが不安だったが、しっかり麻酔クリームを塗ってもらったのでまったく痛くなく終えられたのはありがたかった。
リードルブースターは、細かい針が入った製剤を皮膚に浸透させることで肌質を改善する施術。おすすめされるままに施術したので詳細はあまり理解していないが、肌の状態に合わせて2つの製剤を注入してもらった。このリードルが思いのほか長く肌に居座り、翌日まで肌に触れるたびチクチクが続く。
総額は約6万円ほど。クリニック内のキオスクで還付が可能なので忘れずに。
ダブルＭ皮膚総合病院
2件目はSNSで見つけてどうしても行ってみたかったクリニック。アトピー専門皮膚科兼美容クリニックという肩書きを見て、アトピー持ちの私にとっては勝手に親近感を覚えてしまったのが行くきっかけとなった。
こちらも江南にあって、立地は駅の目の前。院内は広々としており、清潔感と高級感がある雰囲気で安心感があるクリニック。びっくりしたのが日本人スタッフが多いこと。常に通訳さんが付いてくれたので安心して施術を受けることができた。
こちらではカウンセリングした結果、額にジュベルックボリューム10ccと鎮静アンプルをすることに。
ジュベルックボリュームは、ボリュームが不足している箇所に注入することで自らのコラーゲン生成を促すもの。年を取るにつれ額の凹凸が気になっていたものの、顔に何か異物を注入することにかなり不安があって悩んでいたのだが、ヒアルロン酸より自分のコラーゲンでボリュームが出せるというこちらの施術を受けることに至った。ただ、1回では効果が出ないため3回ほど受けるのが良いらしい。説明を受けて内容を理解した上で施術を受けた。
まずは額全体に麻酔をするのだが、これが一番痛い！
麻酔が効いたら額数箇所から薬剤を注入していく。ガリガリと独特の音を立てながら、ひっぱられる感覚だけがあって、なんとも不思議な気持ち。
結局額とこめかみにも少し注入してもらい終了。終わった直後は麻酔薬が入ってることもありだいぶ腫れてる感じで仕上がるが、1週間経つ頃にはほぼ元通り。
薬剤は一旦吸収されていくが、ここからコラーゲンが生成されていくとのこと。半年経った今は、以前よりほんの少しだけ丸みを帯びた額となっている。手っ取り早く凹凸を埋めたいならフィラーなんかがよさそうだが、私のように異物に抵抗があったり、ナチュラルに仕上げたい人には良い施術だと思う。
こちらも約6万。
最後に
2件クリニックはしごして、総額12万円の散財 …いや、肌課金した結果となった。調べたわけではないが、おそらく日本で同じ施術を受けるよりもずっとリーズナブルに受けられたことは間違いないと思う。
ちなみに、クリニックだけでなく、韓国グルメを堪能したり、買い物したり、チムジルバンとマッサージに行ったりと、今回の韓国旅はとても充実した3日間となった。
今まで韓国に行ったことがなかったことが不思議なくらい気軽に行ける国なので、また観光＋クリニックツアーを実施できることを楽しみにしたい。
